オーガニック認証なんて、バカらしい


せっかくカンボジアまで来たので、シェムリアップまで足を伸ばし、

カンボジアで唯一、USDAなどの国際オーガニック認証を持つモリンガ生産工場へ行って来ました。

事前のアポ取りで、なんかやたら自然な綺麗な英語書くなと思っていたら、

それもそのはず、出てきたのは、カンボジア人ではなく、カナダ人のマネージャー。

ナイジェリアなどにも20年以上住み、カンボジアに住み着くようになったそう。

日本の企業からの問い合わせも数多くあり、何度もやり取りをしたことがあるけれども、取引に至ったケースは一度もないという。

その理由は、日本のJAS規格のオーガニック認証がないから。

オーガニック認証は、色々な国で様々な規格があるけれども、

日本国内では、JASでないと、「オーガニック」と言えない。

だから、うちでも、オーガニックという代わりに、「無農薬で栽培しています」と説明している。(これは、OK)

でも、一般の消費者にしてみれば、そんなの言葉のあやで、どっちだっていいでしょって話だと思う。

JAS取るのにどのくらいかかるの?と聞いたら、2000ドル以上だという。

あくまで、初期費用で、他にも継続的に費用が発生するから、ある程度クライアントの見込みがないと、高すぎる投資でうちではできないと。

2000ドルっていったら、ファーマー20人分ぐらいの給料になるんじゃないかな?

そして、オーガニック認証をパッケージに印刷する際にも、

ロゴマークの大きさなど団体によって様々な決まりがあり、デザインまとめるにも調整が大変なのだそう。

悪夢のようだ

言うので、

いや〜、ぶっちゃけ、オーガニック認証なんて、バカらしいよね。

と返したら、一気に話が弾んだ(笑)

うちの場合、生産者は全員知り合いだし、どういう人たちかもわかっているし、どの国の規格でも認証持っていれば、土壌チェックもされているし、もう、それで十分。

私は、オーガニックのものがいいと思うし、好きだけど、

「オーガニック認証」はバカらしい。

システムに振り回されるのは、バカらしいと思うのだ。

うちのお客さんも、おそらくそれで十分だと思ってくれるだろう。

でも、直接消費者と対話できるのメーカーではなく、原料メーカーで、現地に足を運ぶこともなく食品メーカーに営業する立場の人だと、結局、証明なり、日本国内でオーガニックと言えるものが必要となってしまうというのも、理解できる。

けれど、実際のところ、このように外国人が経営に携わっていないと、

資金調達や設備投資が行えず、いくら無農薬栽培していても、

ローカルの人だけでオーガニック認証が取得できないというのが、オーガニックビジネスの現状だ。

結局は、先進国都合のシステムなのだ。

一方で、オーガニック認証があっても、いくらでも不正しようと思えばできてしまう。

例えば、認証があったところで、認証された農園以外から仕入れて、商品にするなんてことは、ざらにできるからだ。

インドだと、この手のことがよくあると聞く。

日本の立派な製鉄会社だって、偽装していたわけだから。

だから、結局は、人で、

どういう人たちがどういうモラルと思いで作っているかの方が重要だと思う。

新設したばかりだという工場は、日本の食品工場のように、何重の衛生チェックポイントがある訳ではないけれども、ヘアカバーと手洗い場と、十分に清潔で、衛生的だった。

工場内は、撮影不可で撮影することはできなかったけれども、

農園では、読み書きのできない人も50人ほど雇って、学校へ通わせる手助けもしているという。

モリンガの錠剤(モリンガパウダーを錠剤にしたもの)をパックに詰める作業は、

日本だと、マス方式など、もちろん機械で行われるけれども、

ここでは何百個って、なんと、人が一つずつ数えていれているという。

まあ、つまらない仕事だけれども、それでも一人の仕事がうまれるから。

なんでもかんでも機械化するつもりはないんだ、と。

お昼休みを12時から2時間取るなど、労働環境も良さそう。

サンプルを買ってみたので、試すのが楽しみ。

ここは近いからすぐに来れるし、錠剤とかガーナでは作れないものもあるから、何かできたらいいなぁ。