ガーナ不動産事情④


チーフから直接土地を購入する場合と、チーフから土地を受け渡された家族、親戚から土地を購入する場合とがあるが、面倒なのが、この後者の場合だ。

チーフを相手にする場合、チーフ一人で良いので、話はシンプルだ。

このファミリーを相手にする場合、話が複雑になる。何しろ、対象が家族なので、一人ではないからだ。

誰かが勝手に意思決定し、勝手に売却代金を受け取り、分配せずに、他の家族が、「聞いてない!お金ももらっていない!」となるケースが多いのだ。

だから、必ず、金銭を授与する相手が適切な相手か、きちんと家族間全員での合意がされているかを確認しなくてはならない。

この確認作業、日本だったら、戸籍だの土地の登記簿だの公的な書類で利権者が確認できるが、ガーナではそうはいかない。

非常にアナログな調査が必要だ。

近所の人間に家族関係を確認する(顔が割れている人間が聞き回るだけでなく、顔が割れていない人間を送り込むことも必要)、家族会議を面前で開いてもらう・・・など。

ここまで気が回らずに、このようなデューデリジェンスを怠って取引をし、後で裁判だの、揉め事になり、泣きを見るケースは決して少なくない。