モリンガパウダー商品化に打ちのめされたワケ①


2015年10月にローンチパーティーをして、全7商品を発売して以降、モリンガパウダーを助成金などを得て開発したいなと模索し始めた2016年。

モリンガパウダーの賞味期限は約1年で、食品としては長いほうではあるけれども、やはりある程度の量を作って捌ける状態でないと、ビジネスにならないから、スキンケアを通して、モリンガにファンを増やしたところで投入するのが良いかなと思っていた。

ガーナの大統領直轄のYouth Entrepreneurs Fund (YES) にガーナ法人を通して応募する。

35歳以下の若い起業家を対象としたファンドで、特に好ましい事業としては、ガーナは輸入が多いため、新しい輸出品を創成するような事業に対して資金を提供するというものだった。

既に、ガーナからの原材料を使って、日本でスキンケア商品を商品化できているので、実績があるし、新しい商品開発のために、その資金を使えたらと思ったのだ。

ところが、要項には、無利子ローンとなっているのだけれど、巷では「タダでもらえるお金」という触れ込みだった。

ん?どっちなんだろう?

ガーナでは、本音と建前が多く、実際どのように行われているかが、やってみないとわからないことが多い。

JUJUBODYの商品などを見せると、みんな「おぉ、素晴らしい」と気に入ってくれ、順調に審査を進んでいるかのように見えた。

私がガーナに行った際にも、YESのディレクターとの面談を設けてプッシュしようと、何度もミーティングアポをとってみたが、結局流れて、はっきりとした返事はもらえず。

自分たちが、審査のどの段階にあるのか、実際どのような審査過程があるのか、こうした全体像が見えないのだ。

そのくせ、展示会があるから、展示してくれと前夜に言われ、そもそも何の展示会でどのような立場で出るの?YESの受益者として出店しろってこと?と疑問ばかりだけれども、誘っている当人もイマイチ何だかわかっていないようで、でも、大統領が来る大事な展示会だという。

よくわからないけれど、大統領に会えるのなら、トップダウンで話が決まることもあるんじゃ?と、とりあえず、参加。

こんな感じでブースを出したり。結局、来たのは、大臣クラスで大統領はなし。

「YESで金をもらって、つくったのか、それは」という人々に、「いや、まだもらってないんだよね」と話しながら、ああ、そうか、うちの商品をあたかもYESからの実績のように見せたかったから展示してくれって言ってきたんだなと、意図を組む。

ここまでやったんだから、しっかりお金を得るところまでフォローよろしくと、ガーナのパートナーに任せ、毎週電話、直接出向いてフォローしてくれたけれど、「政府機関からのファンドは、この銀行に振り込まれる事になっているから、ここで銀行口座を開いてくれ」と言われ、その通り、口座を開いても、「来週には、振り込まれるよ」と言われ続け、半年。

払う払うって、Next week 詐欺じゃないかっ。

ようやく、スタッフの一人が、「実は・・・これまでに支給した資金が全く戻ってこなくて。会計上、トラブルになっているんだ」と打ち明けてくれた。

「提供した資金で何かやろうとして、失敗してできなかったではなく・・・結局、何のサービスも商品も生まれなかったんだ。誰に資金提供したかも記録がなく、応募した人に、応募書類を元に、資金を受け取ったかと電話して聞いても、みんな受け取っていないって話で・・・」

・・・・・

そう、ある意味、噂話は正しかったのだ。

本来ならば、無利子ローンで返済義務があるものが、誰に配ったかもわからないような管理体制で結果、バラまき、戻ってこないということだった。

っていうか、だったら、何事もなかったように募集とかしないでよ。書類整えるのだって、数枚の話ではなく、100枚近い(こういうのは対面的に整っていても、実際誰も読んでいないのでは?という気がする)その後のフォローアップだって、どれだけ時間かけたことか。

面子を気にするのガーナ人らしい話ではあるけれど、政府関係のファンドは、応募するだけムダっていう人が多かったけど、やってみて、よくわかりました。

その通りだった・・・

私たちのモットーは、ダメと決めずに、何でも試すだったけれど、

もう、ダメだ、YESは、もう当てにできないと判断した2016年の終わりでした。