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差別に反映されるもの


ガーナに渡航した日本人が、空港で、

「ヘイ!コロナ!ウェルカム」

と言われ、差別を受けたと、FBに投稿していました。

ガーナ人らしい品のない冗談で、ウェルカムしてくれているんだから、いいんじゃないって、差別ってわけじゃないかなぁと私は思うのですが、気分を害す人もいるのかと思いました。

むしろ、ウェルカムが微笑ましいなと。

今、誰も歓迎してくれないですからね 笑。

ガーナは、連日、アルカイダによるテロ報道がされていた時期に、「アルカイダ」という歌を作って、国民的大ヒットになる国です。

CIAが、ガーナで「アルカイダ」検索が異常に伸びてビックリしたという逸話を聞いたことがあります。

ガーナに住む日本人の中には、町中を歩いているときに、

「ニーハオ」と言われることを、侮蔑的に捉える人が多くいます。

アジア人を見れば、必然的に人数の多い中国人だと思い、その人に合わせて中国語で話しかけているだけのこと。

相手の言葉で呼びかけようとしているだけです。

私も子供の頃は、白人は、みんなアメリカ人だと思っていました。

外国人を見て、「ハロー」と、その人が英語圏の人かわからないけれども、話すのと同じですよね。

それを侮辱だと思うということは、中国人だと思われることを嫌だと思う、私達自身の中国人に対する差別心が反映されていると思うのです。

オランダに住む中国人の友人と、アムステルダムのレストランで食事をしたときのこと。

注文したのに、なかなか出てこないので、もう一度ウェイターを呼んでオーダーを確認すると、

「え?そんなの聞いてないよ」

と、そっけない失礼な態度。

これに、友人は激怒し

「私はちゃんと注文したでしょ。まずは、最初に謝るのが普通でしょ!」と口論に。

このウェイターは、そもそもサービスが悪く、失礼なヤツで、どの客にでもこういう態度なのかもしれませんが、

「アジア人だからってバカにしてるのよ!ヨーロッパでは、体の大きい黒人よりも、小さなアジア人をバカにされる気がする」と、いうのです。

確かに、私も直接的にそのような体験をしたことはありませんが、なぜか彼女と同じように感じていました。

小さくて、子供扱いされることが多いからでしょうか。

でも、スーパーでアルコール買うときに、いまだにIDを求められるのは、悪い気はしませんが 笑。

タイで暮らしていた頃には、日本人であることに、差別を感じたことはありませんでした。

でも、これは、きっと、スラっと背の高い白人や黒人に対して、体の小さい私達自身のコンプレックスがそう見せているのだと思います。

差別を受けたと感じる、その感情に反映されているのは、自分自身の差別や自尊心の欠落、優越心なのかもしれません。