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たった一人の熱狂


高校生の時に、友人からの紹介だっただろうか、

『永遠の仔』を読んだ時の衝撃は、今も忘れない。

圧倒的な面白さと、読むと胸が苦しくなって、寝つけなくなってしまった。

一度読み切った後、開けない本だ。

その本を出した出版社は、幻冬舎というまだ新しい出版社で、子供心に、面白い本を出す出版社だなという印象が残った。

その幻冬舎の社長、見城徹氏は、多大な影響力とカリスマ性を持つ人物だという話を聞き、もっと知りたくなって、著書、『たった一人の熱狂』を読んでみた。

すべての新しい達成には初めに熱狂が、それも人知れない孤独な熱狂が必ずある。

自分の感覚や感動の源泉を信じ、たった一人でも自分が信じた道を行く。

人の100倍も不安に怯え、困難に耐えながら、苦痛を糧として仕事をする。

それが僕の言う「たった一人の孤独な熱狂」だ。

当たり前だけれども、成功者も、初めは、この孤独な熱狂を抱えてきたのだ。

胸に響く言葉が続く。

無知は恥ずべきことではない。

無知であり無謀であればこそ、不可能を可能にする闘いに挑戦し、この手で鮮やかなブランド創出することができるのだ。

もし、私が化粧品メーカーで働いて、業界事情をよく知っていたら、

今のビジネスは、まず始めなかった。

うちの商品は、原材料にとことんこだわり、昔ながらの良さに回帰している圧倒的な斬新さがあるが、棚に商品を並べた時に、それを商品だけで伝えることができないからだ。

この業界をよく知っている人は、メーカービジネスの難しさ、資金力(マーケティング費を確保する必要性)が求められることを知っているので、必ず、「よくやるね〜」と言われるのだけれども、逆に、業界外に人からは、「これこそ、今、求められるものですね!すぐにものすごい伸びそうですね」と返ってくる。

私は、ここがポイントで、弱点であり、強みだと思っている。

まさに、大量消費時代に疑問が感じられ始めたシフト期の今だからこそ、

消費者は、本物を求めている。

化粧品、食品業界にどっぷり使っていない私だからこそ、できることがあるはず。

私も、自分の感動の源泉を信じて、進むのみだ。

自己検証、自己嫌悪、自己否定なきところに成長なし。

この言葉に、最近、人として、女性として、現状に甘んじて、成長を放棄して、あぐらをかいている自分に気づかされた。

見城社長は、驚くことに、今だに眠る前に自分を振り返って、後悔をエネルギーにして明日を生きているという。

私なんて、まだ人生半ばだというのに、これではいけないと奮い立たされた。

そうして、始めたのが、パーソナルトレーニング(笑)

健全な体に健全な心が宿るというのは、本当だと思う。

スポーツしている人に、鬱病とか聞いたことないしね。

おかげで、毎日とても気分が良い。

本には、瞬時に発信できる誤字脱字だらけのネットニュースや、

伝え聞きをまとめただけのインターネット情報にはない世界がある。

経験から紡ぎ出した、時間と推敲を重ねた文章だからこそ、魂があり、人を動かすのだ。

必要なときに、必要な本に出会うのは、とても幸せなこと。

さて、次は、何を読もうかな。春までにたくさん読みたい気分。