月別アーカイブ: 2016年5月

ガーナのお墓は立派


ガーナ人の休日の過ごし方は、教会+葬式 or 結婚式で構成されていると言っても過言ではない。

お葬式は、大々的に行われ、有力者では新聞広告や街頭広告まで出して、葬式を行う日取りを決めるための親族会議が開かれ、葬式の日時が決定される。

出席者に、ファブリックを配布する場合もある。要するに、それを仕立てもらい、列席者が皆同じ装いで来てもらうことで、どれだけ影響力があり、親しまれていたか容易に誇示することができるからだ。

列席者は多ければ多いほど良い。

通常は、黒ベースの伝統的な衣装だったり、赤の差し色が入っていたり、青ベースの模様などもある。

亡くなってから葬式までの間は、結構日が空くこともある。遺体は、氷漬けで保管される。年中暑いガーナのこと、その保管費用だって馬鹿にならない。(土葬が一般的)

漁師には、魚を模った棺など、故人にちなんで棺がユニークなこともある。

参列者に遺体を公開するその瞬間はしんみりとなるが、後は、お祭りさわぎが基本。

夜通し踊って過ごす。そして、葬式の費用は、近親の家族だけでなく、親族総出、時には、近所の人からもかき集められる。

どのぐらいの規模で行うかは、もちろん、その家族の所得にもよるので一般化するのは難しいが、一般的なミドルクラスでも、葬式に、日本円でゆうに100万円以上はかけている。

親の葬式を出すために、車を売ったり、破産する人もいる。

子供の教育費や、生存中の治療費は渋る人がいても、葬式となると、皆、お金を出すぐらいだ。

IMG_2352そして、お葬式も立派だが、お墓もとっても立派だ。

 

首都アクラから離れた田舎町で通りがかった墓地。

大規模でもないし、特別なわけでもなんでもない、一般的な墓地だ。

どのお墓も墓石が立派なのだ。

ちょっと失礼して、写真を撮らせてもらったが、こんな感じ。IMG_2349

立派でしょ?

中にはもっと凝ったものもあるので、これがものすごく特別!っていうわけではない。

石採掘所は何度も見かけたことがあるので、石材は、国内で生産されているものを使っていると思う。

もちろん、立派なお墓を建てられない人もいるのだろうが、墓地にあるのお墓はどれも先進国顔負けの立派なものばかり。

意外!と驚く方もいるかもしれませんね。

 

 


ガーナ不動産事情③


土地の取引をするのに、当然だが欠かせないのは、対象となる土地がいったいどこからどこまでか、ということだ。

そこで、登場するのがSurveyor、測量士だ。

測量には、Land commission が指定する柱を使う。

ご指定の柱というので、どんな大層な柱かと思ったら、・・・単なるブロックじゃないの?というなんの変哲のないコンクリートの塊。

IMG_2036これを対象となる土地の四方に置き、リファレンスポイント(結構、対象地から距離があることもあったりするのだけれど)との距離をGPSで割り出し、土地を測量、地図を引く。

GPSなんて登場するずっとずっと昔、ガーナの人たちは、どのように土地の取引をしていたかというと、土地の境界にとある木を植えて、境界いを確定していたという。

なんという木か、名前はわからなかったのだけれども、その目印となる木がこちら。IMG_2189

綿帽子のような他の木とは明らかに異なり目立つ上、この木は、他の木と異なり燃えてもすぐに生えてくるので、火事で焼失するようなことがあっても、土地の境界を見失うことがないのだという。

この木からこの木までの直線が境界、ということだ。

なるほどねえ。

 


Aburi botanical gardens


IMG_2207イースタン・リージョンに位置する、アクラ中心部から車で1時間未満で到着するAburi botanical gardens (エイブリー・ボタニカル・ガーデン)は、マイナスイオンたっぷりのとても美しい場所だ。

アクラからこんなに近くに癒しのスポットがあったとは。

Aburiは、ガーナの富裕層の別荘などが立ち並ぶ場所で、大統領の別荘も存在する。

評判の良い学校もあり、軽井沢のような(ちょっと言い過ぎかしら?)治安の良さそうな落ち着いた雰囲気だ。

IMG_1976アクラモールの前のLiberation roadをそのまま真っ直ぐ進み、山のり、ちょっと標高が高く、そこまでの道は、植民地時代に作られたという。古い道の割には、大してメンテナンスもされていないだろうに、他の場所に比べて状態が良い。

1890年に開園したこの植物園は、エントランスこそまるで裏口のようだが、中の植物園は圧巻だ。

外国の要人が植林をしにきたり、子供たちの遠足の場所であると同時に、カカオ生産を促進する役割も果たしており、ここからカカオの苗が供給されていたり、カカオの栽培研究なども行われているという。

ガイドもつけられる。ただし、どこでガイドを要請するとかそんなシステマティックな様相も、特に決まったガイド料もないので、自分でガイドを見つけて、案内をしてもらった後に心づけを渡す感じだが、広い園内をくまなく把握、植物の特徴、植物園の歴史に精通しており、ガイドをつけるとよりボタニカルガーデンを楽しめると思う。

モリンガについても、新しい情報をもらい教えてもらった。

カカオの実も木からもいで食べさせてもらった。日本の植物園じゃ、こんなことまずできないだろう(笑)

ガーナの土地と気候では、東南アジア、オセアニア原産のスーパーフード、ノニも生育できるそうで、最近では、ノニの栽培を始めている人もいるという。

IMG_4511JUJUBODYの原材料となる植物の全てが、このガーデンにも集約されている。

この地に戻って、JUJUBODYのプロダクトも、なんだか嬉しそうに、生き生きして見える。

ガーナに行ったら、ぜひ一度、訪れてもらいたいスポットだ。

 


モバイルマネーの普及


ここ1年で、ガーナで目覚ましい普及を遂げたのが、モバイルマネーだ。

当たり前のように、日常生活で利用されるようになってきたという。

2013年にマーケットリサーチを行った際には、国民生活に根付いているケニアのモバイルマネーと異なり、大手通信会社数社が多額の投資を行い参入しているものの、利用者数(非公表)は全く追いついていない状況だった。

政府と民間がタッグを組んで一つのプラットフォームを作り上げたケニアに比べ、その成功例を元に、民間主導でそれぞれのネッットワークがモバイルマネーのプラットフォームを作り上げたガーナは、違うネットワーク同士では送金ができないというディスアドバンテージがあった。

今ではその問題もクリアされ、どのネットワーク間でも送金できるようになり、派手な広告宣伝の効果が効き、利用者を獲得、確実に増やしている。

そして、特質すべきなのは、エージェントの存在だ。

ちょっと面倒なモバイルマネーを使った取引だが、アカウントを持たない人でも、エージェントオフィスで依頼すれば、面倒な操作は全てエージェントに任せ、送金金額の1%の金額を払うことで、送金ができる。同じく、1%の手数料でキャッシュが受け取れる。

こうしたエージェントの普及も、モバイルマネーの普及に大きく寄与している。

うちのオフィスの直ぐ近くにもモバイルマネーのエージェントオフィスができていた。オフィスといっても、大層なものではなく、キヨスクのようなもの。

車など足のない人からすれば、ATMに行くのだって交通費もかかるし、大変だが、歩いていける近所にあれば、とても便利だ。

銀行の支店やATM設置の手間やコストを考慮すると、モバイルマネーエージェントオフィスの設置は安価で容易だ。

都市部から離れるほど、モバイルマネーの利便性が目立つことだろう。

やはり、携帯が、アフリカで欠かせないインフラであることは疑いようもない。

 


ガーナ不動産事情②


ガーナでは、基本的に、土地はチーフに属する。

従って、イメージとしては、英国のような借地権取引が多い。

リースの場合には、チーフが地域全体の福利を考え、借り手の土地の利用目的によってその是非を判断することが一般的だ。

外国人のリースの場合、通常、最長50年。

IMG_2388ただし、チーフがかつて現金欲しさに売却して手放したFreehold land もある。今では、土地には限りがあることを認識し、売却しようとする人はあまりいないため、Freehold land自体が少ない。

外国人でも購入することは可能だ。

土地取引をするときに、まず訪れるのが、Lands Commission だ。

土地の登記情報などが確認できるし、登記などもここで行われる。

システムは、英国植民地時代に整備され、先進国並みに揃っている。が、実際にどれだけ実行されているかというのが、別問題なので、厄介なのだ。(システムを知らないという人もいるわけで)

例えば、どういうことが起こりうるかというと、

まあ、買った土地に住み着いている人が出て行かない

とか、

チーフから土地を分け与えられた所有者がLand Commision で登録せずにおり、従って、法律上は所有者としてみなされないのだが、当人は、お金を払って土地を買い、自分の土地だと思っており、土地を与えた側も、どこの土地を売ったか定かではなく、また誰かに売ったところで、新しい所有者と本来の所有者との間でトラブルが起こる

とか。

ただし、最終的には、法治国家なので、裁判になれば、システムに則っている者に軍配が上がる。

それまでの過程でのオポチュニティーコスト、費用、労力は重くのしかかるけれども。

買った土地から人を追い出すのに3年かかったなんていう話も聞いた。

土地の値段も、適切な値段か相場を判断するのに、足を使って情報を集める必要がある。

Local knowledgeを得ながら、諸々のリスクを考慮して、慎重に注意深く進める必要があるのは間違いない。

 


ガーナ不動産事情 ①


ガーナの不動産市場はとても興味深い。

この国では、つい数年前まで土地の価値が見過ごされていた。

その価値にいち早く気付いていた人たちは、既に莫大な富を築いている。

2013年7月に滞在したスピンテックスというエリアにあるゲストハウスのオーナー夫妻は、ガーナ人夫とベルギー人妻のカップルで、ベルギーで働いた後、2000年にガーナに戻り、その貯金を元に、4プロット(35m×65m)のその土地を購入した。

当時、1プロット900ドル(合計3,600ドル)で購入した土地は、2013年には、20倍に価格が上昇していた。

スピンテックスは、新興企業や住宅が立ち並ぶエリアで、ここ10数年で、どんどん新しい住宅ができているが、まだ舗装もままならない道も多く、その土地も、舗装されていない道路に面している。

この地域に大きなウェアハウスを構える会社のオーナーの多くがレバノン人で、当時、空港から近くはあるが、未開の地で二束三文だったこのエリアの土地を買い占めたという。

この国の不動産賃貸事情も特殊だ。

日本の不動産賃貸の慣習が敷金、礼金2ヶ月ならば、この国は、2年前払いがスタンダード。

冗談でしょ?と、実際にガーナに行くまでどうしても信じられなかったのだが、本当だ(笑)

外国人駐在員向けの1月何十万円もする物件で、1年契約の場合もあるが、これも前払い。

家を購入するためではなく、賃貸するために、住宅ローンを組むのである。

だから、一つの家に、何家族も住んだり、ときには家族ではない人も暮らしたり・・・という光景は、ガーナではよく見られる日常だ。

 


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Winneba festival


セントラル・リージョンのWinneba (ウィネバ)という町で、毎年5月の最初の土曜日に行われる鹿のハンティングフェスティバル。

かつて、毎年、ロイヤルファミリーから、神に生贄を捧げていたが、ロイヤルファミリーがいなくなってしまうということで、神と交渉し、生贄が、タイガーになった。その後、タイガーを捕獲する際にたくさんの人が犠牲になったことから、生贄が、鹿になり、今の形態になったと伝えられるこのお祭り。

白と赤のグループに分かれ、森でハンターたちが鹿を素手で生け捕りにし、チーフに提示し、その鹿の大きさで勝者が決定する。

朝早くセレモニーが行われ、ハンターたちは狩りに出かける。このハンティングには、誰でも参加できるらしいが、見渡す限り、森らしきものもないwinneba。結構、遠くまで出かけて狩りをするらしい。

この地の出身者をガイドにつけ、狩りなのでいつハンターたちが戻るかはわからないが、まあ午前中に戻ることはまずないからと、前夜際の喧騒の残り香が残る町で、ゆっくり朝食にワチェをとっていたら、既に一組戻ったと伝え聞くことに。

え?・・・見逃したの?

がっかりして、セレモニーが行われた会場を見に行ったら、すっかり寂しい雰囲気に。

ピュアウォーターのゴミが舞う。

IMG_2742あ〜あと思っていたのもつかの間、もう一つのグループが鹿を抱えて戻ってきた。

いつ戻ってくるかわからないから、ある意味、待たずに遭遇できてラッキー。

武器を使わず生け捕りにするというが、足の速い鹿を一体どうやって捕まえるのか。

ハンターは、さすが、皆、良い身体してます。

チーフらしき人が何人もいて、誰が誰だかわらかないが、チーフにもトップのパラマントチーフから、いろいろな階級と役割があるらしい。

IMG_2769とりあえず、チーフらしき人と写真を。直接話しかけては失礼なので、側近らしき人に許可を取る。

ちなみに、彼らが身につけているゴールドは、本物らしい。

この後、この鹿を掲げながら、町中を練り歩く。

このダラダラとしたプログラムがあるようなないようなお祭り。

ガーナらしいじゃないか。

IMG_2737午後には、何が行われているのか全くわからないが、チーフとその家族、ロイヤルファミリーが仰々しく並び、その周りを人々が踊り、どんちゃん騒ぎ。

腰振りすぎなんですけど・・・

 

 

 


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BOPビジネス:モバイル編


IMG_2077サークルと呼ばれる、長距離バスターミナルや主要幹線道路が交わる交通の要がある。

ラッシュアワーには、完全に動きが止まるほど渋滞がひどく、渋滞解消のための高架工事が始まっていたが、随分と進み、高架の一部は通行ができるようにまでなっていて感心した。

まだ、工事中で舗装されていないので、砂埃がひどいが、工事が全て終われば、渋滞の名所で知られたこの場所も、随分変わるのかもしれない。

このサークルの裏に携帯やパソコンなど電化製品がたくさん売られるkokomlemleというエリアがある。IMG_2050

ここはいつも賑やかだ。

携帯を買うときには、ここに来ることが多い。

今回のお目当ては、携帯。

セキュリティーや自動車整備工などに需要が高いタイプの携帯が、これ。

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110セディ(30ドル弱)のシンプルなものだが、パワーバンク(充電器)にもなり、電池を分けることもでき、ライトにもなり、この地に欲しい機能はバッチリ搭載されている。IMG_2058

これよりも安い携帯も路上では出回っており、ただし、まともに通話ができなかったり(聞こえるけど、声が伝わらないとか)、ほとんど機能していない携帯を使っているような人もいるが、このぐらい出すと、お店で、ちゃんと機能する携帯を手にいれることができる。

もちろん、スマートフォンなども販売されているが、スマートフォンを持っているのは、会社員など、ミドルクラス層以上といったところ。会社から支給されることも多い。

今後、おそらく中国から安いスマートフォンが流れ込み、スマートフォンのどんどん普及していくことだろう。

 


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BOPビジネス:オートパーツ編


アクラのラバディビーチからテマへと繋がる海岸線沿いの幹線道路は、いつも車で賑わっている。

この通り沿いは、家具から家電様々な商品が道路脇に並び、商売が盛んだ。

また、新しい大型ショッピングモール、Junction Mallも完成していた。

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ここに、車の部品を売るお店を営む友人がいる。

お店の前の風景は、こんな感じ。

車の部品だけでなく、ノートパソコンだの、テレビだの、アイロンだの何でも扱う。

イギリスからノートバソコンを20台輸入したときには、20台が1日で売れ切れたという。

ガラクタに思えるような、壊れたものでも、壊れたものを部品として買い直す人がいるので、売れるという。

IMG_1944BOPビジネスでは、何よりも「値段」がものをいう。

あるリテーラーは、中国から新しい家電メーカー製品を発掘して輸入し、それを機にビジネスが好転した。

彼らは、アイロンを50セディ、1400円ぐらいで販売している。

アイロンなんて、日本では形状記憶シャツなども多いし、使う機会はどんどんなくなっているが、ガーナでは必需品だ。

洗濯機も販売されているが、結局、電気代がかかるし、停電になれば使えないし、何より、ガーナでは洋服がとても汚れるので、手洗いには敵わない。そうして、縄にかけて外干しするので、どうしたって、アイロンが必要だ。

ビジネスマンは、白いパリッとしたシャツにスーツを着る。

安かろう悪かろうで、結局すぐに壊れるのだが、皆、目先の値段に飛びついてしまう。(結果的には、買い換える頻度が高いので、同じ値段を払っていると思うのだけど)

値段さえマーケットに合わせることができれば(まあそれが難しいのだけれども)、日本ではあまり需要がなくなってしまったような家電が大人気を博すこともあるだろう。

複雑なこった機能は必要ない。安くて、シンプルで、上質なもの。

やっぱり、まだまだ「モノ」が不足しているガーナでは、テマの港に、コンテナが到着すると人だかりができるという。IMG_1942

今は、この手の中国産三輪車?が荷物を運ぶのに重宝されるため、飛ぶように売れているそうだ。

日本では見たことないけど、確かに、ガーナではピュアウォーターを運んだり、ちょこちょこ見る。

今後は、こういった拠点を活用して、日本企業に対し、テストマーケティングなどのサービスも行っていきたい。

 

 


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突然のトーゴ出張


予定になかった隣国トーゴ出張が突然アジェンダに加わった。

イギリスにも拠点を持つ、ガーナに飲料水を輸出するジャマイカ大手食品会社からの依頼で、関税などを考え、Ecowas内(西アフリカ経済共同体)のフリーゾーンの中で生産することを検討しているという。

Ecowas内で生産したものは、Ecowas内に輸出するために関税がかからない。また、フリーゾーンでの生産には、輸入した原材料への関税減免などのインセンティブもある。

トーゴにパートナー候補となる工場を見つけたが、フランス語圏で言語の壁もある上、コンタクトがないので、弊社のネットワークを使って、ミーティングをセッティングできないかというものだった。

こういう時、パートナーのカールがMaersk時代に築いたネットワークが役に立つ。貿易をしている会社の多くが世界最大手の海運会社Maerskとの付き合いがあり、彼の友人は、直接、ロジスティックの責任者を知っている。彼は、幹部候補生としてデンマークで訓練を受けていたので、世界中にこの伝手がある。

適切な責任者とのミーティングを速やかに取り付けたので、西アフリカに慣れていたクライアントも驚いていた。

ということで、急遽、設定したミーティングのため、隣国トーゴへ。

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夜明けに車でアクラを発ち、4時間ぐらいで国境につく。

何が何だかわからないが、彼のコンタクトを使い、あちらこちらに移動させられ手続きをする中、頭にモノを乗せた行商人は、パスポートも持たず、悠々と国境を行き来している。

「あれ、パスポートもビザも持たずに、スルーしているよね?(まあ、ビザは必要ないけれども)」

「税関職員は、顔で彼らのことを覚えているから、スルーなんだ。でも、明らかに外国人の君が通り抜けようとしたら、捕まるよ」

車でそのまま通過するには、車自体がインターナショナルライセンスを持たなくてはならず(結構ちゃんとした仕組みがあるのですよ)、3種類書類が必要になり、とても煩雑なので、国境で車を置き、タクシーに乗り換える。

この地域は、彼の部族エヴェが話されると同時に、国境を越えた向こうのトーゴは、フランス語圏だ。この地域で幼少期を過ごしたこともあるカールは、フランス語が少しできる。ブロークンイングリッシュと、エウェと、フランス語を交えて、タクシー運転手と会話。

トーゴの首都ロメは、海岸線沿いにあり、とてものどかだ。アクラに比べて、圧倒的に人が少ない。

トーゴは、ガーナとは違い民主主義国家にはまだほど遠い。車内から外の風景の写真を撮ろうとしたら、運転手に、「危ないよ」と注意された。警察にいちゃもんをつけられてトラブルになることがあると。

トーゴの警察は、公共の場で市民に鞭を打つことがあり、その光景を目撃したガーナ人パートーナーは驚いていた。ガーナでは、まず、あり得ない。

本当は、2時間前にトーゴ入りして朝食をとって・・・と予定していたが、やっぱり全て押し押しになり、10時のミーティングぴったりにオフィス入りした。

フランス資本の入った工場は、近代的で、経営陣もオープンでフレキシブル、工場見学もさせてもらった。皆、プロフェッショナルな対応で、好感触だった。

このまま具体的な協議に入っていく。

クライアントは、マーケティングにフォーカスしたいため、ロジスティックスやオペレーションは第三者、弊社に委託したいという。

飲料水ビジネスは、マーケティングが主だからね。

13164177_979378745480589_80223717027578039_n缶ジュース1ドルぐらいで小売販売できるならば、日本企業の製品もマーケットに入り込める。

いつか、日本企業を誘致したいなあ、なんて野望を抱きながら、工場見学をする私。

最後は、記念写真。

二人ともデカイなあ・・・

ジャマイカ人もルーツは西アフリカなので、この地に馴染みやすい。