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「世界の村で発見!こんなところに日本人」でモリンガが大流行の兆しと紹介!


IMG_1388 2016年1月29日(金)午後9時からテレビ朝日で放送された「世界の村で発見!こんなところに日本人」で、モザンビークで奇跡の木モリンガを栽培する日本人男性が紹介され、同時に、モリンガが大流行の兆しと紹介されました!!

昨年も幾つかの番組で、ちらちらと、モリンガで出てきましたが、これほど、大々的に「モリンガ」が栄養価が非常に高い食物として、その栄養価についても触れる形で、テレビで紹介されたのは初めてかも。IMG_1390

何人からか、「今、モリンガがテレビに出ていたよ!」と連絡もいただきました。

ここでは、ビタミンが人参の3倍、カルシウムが牛乳の10倍、食物繊維がほうれん草の15倍ということですが、これだけじゃなく、ビタミンA、B、C、E、D、鉄分、葉酸、アミノ酸、ポリフェノール、カロテン、亜鉛・・・と、とってもたくさんの数え切れない覚えられない栄養素が詰まった植物なのです。

モデルの森星さんも、「モリンガ、好き!」と、モリンガ入りのバナナスムージーを愛飲しているIMG_1395(あら、私と一緒❤️)と番組内で紹介しながら、「オイルがあるの知らなかった!」と言っていましたね!

ミランダ・カーもモリンガファンだとか。(なんだか、すっかり、スーパーフード=ミランダ・カーの図式ができあがっていますが 笑)

そうなのです。

モリンガオイルは、珍しいのです。

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この実の中にある種からオイルは抽出されます。

日本に入ってきているモリンガティーは、マレーシア産などが多いですが、先日の国際化粧品展でも、マレーシアの商社の方が、「モリンガはマレーシアにあるし、知っているけど、オイルはマレーシアにはない!」なんておっしゃっていました。

インドやエジプトでは昔からモリンガオイルが存在していましたが、ガーナもそうですが、多くのモリンガを日常的に食する国でもモリンガオイルは、珍しいのです。

モリンガを知らないガーナ人はいませんが、モリンガオイルを知らないガーナ人はいます。

「モリンガにオイルがあるの?」

という反応が多いです。

IMG_1396ただ、あのVTRを見てみると、気候に合った種を栽培を・・・などと、ちょっと苦労がありそうな雰囲気で、モザンビークでは、もともとモリンガが地元の文化に根付いていないのかな?という感じがしました。

ガーナでは、ハマターン(砂嵐のようなもの)で芽がやられなければ、あとは、過酷な環境でも勝手に育つ生命力の強い木だからです。1年で5m成長します。

あの、まずくて食べられなかったという葉をすりつぶしたモリンガカレーは、ガーナでは、見ないですね。ガーナ人、味にはうるさいし。

この若い実をスープの具として入れたり、葉のパウダーをトマトベースのシチューにかけたり、「体に良いもの」を美味しく食べられています。

 

私がモリンガを日本で知ってもらいたいのは、貧しい人のためにということではなく(人のために何かができる人間ではないし、そう言ったら嘘だと思う)自分が感動したその素晴らしい植物を知り、その恩恵を受けてもらいたいから。その先に、それによって、現地での雇用が生まれ、現金収入が落ちるという良い連鎖が広まれば、一石二鳥だなと思うのです。

西洋医学を否定するのではなく、ただ、安易に頼るのではなく、自然の恵を軽視せずに生活に取り入れて暮らす、その日本では薄れてしまった、アフリカの素敵な文化をJUJUBODYを通して伝えたいのです。

 


国際化粧品展終了。やっぱりモリンガは凄かった・・・


国際化粧品展が無事終了し、怒涛のような3日間が幕を閉じました。

12573170_470544319819586_2959651880892646722_n出展にあたりお手伝いいただいたのは、なんと、全員、JUJUBODYのローンチパーティーに出席してくれたJUJUBODY愛用中のお客様です。客を働かせた会社なんて、うちぐらいでしょう(笑)

JUJUBODY の特徴は、使ってくださっている方が、「自分のブランド」として捉えてくれていることだと思います。これぞ、究極のファミリービジネス。

でも、実際に使用してくれている人が一番、良さをわかってくれていますから!参加してもいいですよ!って方は、個別にこっそり連絡ください(笑)

大手百貨店、量販店、バラエティーショップのバイヤーさんとお話しできたことはもちろん、JUJUBODY をとっても気に入ってくださって即買してくださった方たちもおり(販売予定ではなかったのですが)、また、面白いビジネスをしている方にも出会え、とても刺激的でした。

大手との取り引きの場合、あとは条件面で折り合えがつけば・・・ってところでしょうか。商品力には絶対的な自信があるし、プライスも質に対してリーズナブルだと思っているので、小売でも卸しでも、セールも値下げもしない方針だからです。

また、今回、印象的だった出会いもたくさんありました。

一つは、中国の若い女性起業家たち。上海では、名前のよく知れた大手の化粧品ではなく、自分だけの特別なストーリー性のある化粧品ブランドを探したいというニーズが高まっているということで、そういった新ブランドのサンプルを毎月お楽しみ袋のように送って、新しいブランドを紹介するというコンセプトの “SPICE” というオンラインサイトを立ち上げようと試みている創業者の若い中国人女性二人。まだ20代後半かな?私と同じぐらいかな?サイトで紹介するブランドを探すため、わざわざ上海から日本にやってきたというのです。

たくさん東南アジアのバイヤーさんが来たのですが、正直、皆、英語が商談レベルではなく、コミュニケーションがもどかしかった中で、彼女たちは、流暢な英語を話し、お互いフィーリングが合い、色々、実施面で課題があるものの、まあ、それはなんとかしましょうとまとめました。

なんか、こういうの好きだわ。夢があって良い。私も、ガーナで同じようなことをしたっけ。こういう人たちと、話しているとワクワクするわ〜と思って、なんだか朗らかな気分になりました。

また、出展社側の、とある自社工場と研究施設を持つ立派な健康食品会社の社長さんが、100%モリンガオイルに、「え?オイルもあるの!?」と、感激してくださりました。

そして、なぜか、販売者側の私に、

「モリンガオイルはね、そんじょそこらのオイルとは違うのよ。わかる?」

と、モリンガの効能の凄さを懇々と語ってくれるという、よくわからない図式も生まれました(笑)

血行が改善されるため肌のトーンが上がること、ビタミンが豊富なので、シミなどが薄くなっていくこと、育毛促進されること、不妊症にも良いこと・・・

これだけ色々な素材を研究された方が言うんだから、やっぱりモリンガすごいのねと私も再認識させてもらいました(笑)

「もう、モリンガに敵う植物はないのよ。ほら、モリンガ茶飲んで、このオイルちょっと舐めただけで、もう体がポカポカしちゃう」

と、モリンガの偉大さについてご教授いただき、モリンガヴァージンオイルご購入の上、お帰りになりました。

ちなみに、JUJUBODYモリンガヴァージンオイル (ラベンダーエッセンシャルオイルが入ってないもの)は、食べていただいても問題大丈夫です。

今回、何百人の方に聞きましたが、「モリンガ」を知っている方が随分いて、5割以上は、聞いたことがあるようでした。

「あ〜ほら!モリンガ、流行ってるのよ、やっぱり!」

なんて、声もちらほら聞こえて、今年、ブームの予感・・・?

と、思えた3日間でした。

すっかり疲れも吹き飛び、来週からが楽しみです🎶

 

 


戒め?


今年、2度目の通院。

前回の通院時に、また奥の方の舌に口内炎(自分では、全く見えないが、当たる感覚があるのでわかる)のようなものができていたので、今回は、経過観察が短くなった。

自分でも気にならないようになっていたので、治っていると思っていたが、やはり治っていたので生検などする必要はなし。

ただ、ちょうど一年ぐらい前にも同じ場所にできて、噛みやすいのか、(噛んだ覚えは全くないのだけれど)「ちょっとよくできるねー」と、先生も浮かない顔。

嫌な場所にできるなって感じらしい。

「2年経っちゃえばね。それまでは要注意ね」

長年の友人でもたまに何かの単語で違いがわかるくらい、ほとんど手術前と変わらない発声になっているが、昔と同じように話すためには、昔以上によく口、舌を動かす必要があって、慣れてきたので、無意識に調整して話しているように思う。

そのせいか、噛むのかなという気もする。

もともとは、口内炎自体、最後はいつだったかなと思い出せないほど(たぶん、10代の頃かも)、できやすい体質ではない。

最近、1年過ぎて、甘いものも食べたり、食事もかなり緩く不摂生になってきていたから、気をつけろという戒めかも。

野菜、果物をたくさん食べ、炭水化物は1日一食まで、なるべく玄米など未精製素材のものを摂り、甘いものは果物以外食べず、モリンガパウダーを食べて、ココナッツオイルを飲む。

という、緩いケトン療法+モリンガで免疫力アップ療法。

ヨガも忙しさにかまけてサボっているが、行かなくては。

次回は、また3週間後。

1年過ぎたから4週間起きだったのに、また短くなっているが、きちんと診てもらえる方が安心だしね。

 

 


Global citizen


先日、とあるインタビューの最中、「ガーナで暮らすのは好きですか?」と聞かれて、

迷わず、

「好きじゃないです。嫌いです」と答えた(笑)

すぐに埃で汚くなるのも嫌だし、電気が止まったり、水が止まったりするのは不便だし、なんてことないことでチップ狙いの警官に止められるのもムカつく。

でも、住んだら、やっぱり自分のいる国の良いところに目を向けたいし、そうするのがストレスを減らして、幸せに暮らす対処法でもある。

じゃ、何が良いところかというと、私は、「キラキラした目の若者が多い」ところだと思う。

ガーナ初のファッションオンラインサイト「VIVIA.com.gh」を作るにあたって、ガーナで「良い物作り」をしている人たちを発掘する中、情熱とプライドを持って仕事をする、キラキラした目の人たちにたくさん出会った。

あるITスタートアップの会社は、ガーナでアメリカ資本のインキュベーターから支援を受け、シリコンバレーへの挑戦の後、CNNなどに取り上げられたが、うまく行かず、またガーナに戻り、チーム再編などを経て、アルゼンチンのインキュベータープログラムに参加するために、アルゼンチンに渡っていった。

すごいでしょ? ワクワクするでしょ?

日本で伝え聞く「アフリカ人」像とは、違うでしょう。

日本では、「格差社会」云々と報道され、現状を改善しようとするより、不平不満ばかり聞き伝うことが多い中、本当の「格差社会」で、もっと困難な環境の中で、そんなことを愚痴るより、黙々と、”Tomorrow is a better day” と信じて、何年も「作りたい物作り」を目指して、自分の夢を追いかけている人たちにたくさん出会ったこと、それが何よりも楽しかったのだと思う。

タラタラ人のせいにして文句ばかり言って努力しない人より、そういう人に囲まれて生きたいでしょう。

ガーナには、約300人の日本人がいて、そのうち8割が大使館、JICA関係者だと言われている。

また、国際協力、開発系の仕事に従事する人も多い。

となると、必然的に、役人、農村部の貧しい人たちを相手に仕事をすることが多くなる。

ビジネスでアフリカに入っている人たちも、ラストマイル、マスマーケットを対象としたビジネスが多い。

ガーナ以外のアフリカについても、内訳としては同じようなものだろう。

ほとんどが、アフリカに愛情を持つ、人道的な人たちだ。

にも、関わらず、「ガーナ人と共同経営している」と言うと、「え?騙されないんですか?」と返す人がいる。悪気なく。

「アメリカ人と共同経営をしている」と言って、同じ質問を投げかける人はいないだろう。

「日本人と共同経営をしている」と言って、同じ質問を投げかけたら、とても失礼だということは誰でもわかるだろう。

私は、いつも非常に残念に思う。

彼らが、私が見てきたようなガーナ人に出会えなかったことに。

それは、「ガーナ人」ではなくて、あくまで、その彼、または彼女、個人の問題だからだ。

持って生まれた人種による人体的特徴(黒人は筋肉量が多いなど)、お国柄は一般化できるが、知力、能力に関しては人種による優劣は全く一般化できない。

能力、知力は、それは単に、環境、教育、教養の差でしかない。

例えば、教育をきちんと受けていなければ、大人だって小学生と同じこと。小学生と一緒に仕事をしたら、段取り力、理解力、実行力など様々な面で、嘆きたくなることもあるだろう。

頭ではもちろん理解しているのだろうけど、肌で実感していない場合、ついはずみでそういう表現が出てしまうのだと思う。

単に、深い意味はなく、普段、彼らが仕事柄、接する現地の人たちに共通する傾向だから、まとめて、アフリカ人なり、ガーナ人と言葉の綾で発言しているのはわかるのだけれど。

私も、もちろん仕事様などについて愚痴るが、「Aは」「うちのスタッフは」など、国籍でまとめることはない。日本人に対しても同様に愚痴る。

「NOと言えないガーナ人」などと一般的に一括りにした記事を書いたりもしたが、NOと言えないのが悪い、劣っているという意図はなく、性質を指摘しているだけのつもりだ。

ビジネススクールでの方々から来たクラスメイトを過ごした経験や、ガーナでたくさんのキラキラした目をした同年代の起業家たちに会わなければ、この微妙な性質、特徴の一般論との区別に関する言い回しに敏感に反応することはなかったと思う。

国際協力の現場にいる人の中でも、決してこの微妙なラインを踏まずに会話する人もいる。西側の先進国、新興国の両方を経験してきた人や、様々なバックグランドを持つ優秀な同僚を持つ人たちが多い。自分の経験に偏ってしまうのは仕方なく、無論、両方経験しなくても、想像力豊かでそういうセンスを兼ね備えている人もいる。

そういう人をGlobal Citizen というのだと思う。

それは、決して、西でも、東でも、アフリカでもなく、偏ることなく、どこからの視点でも物事を見えながらも、自分の視点を持ち、個人のバックグランドや違いを尊重する人たち。

Global citizen たちと交わす会話は、飽きることなく、とても楽しい。だって、「違い」で一杯だから。

未だ、日本では、英語ができるとか、欧米化=グローバルだと捉えられがちだけれども、それはグローバルでも何でもないよ。


基礎固めの年


ガーナ政府は、若い起業家(18ー35歳まで)をサポートするYESというファンドを設けている。

そのオフィスから、会社訪問をしたいという電話がかかってきたという。

申請から、2年経って。

・・・・・・・・・

ほほう。

そういうパターンもあるのか。奥深いね、ガーナ。

ガーナは、今年、選挙の年。

現政権のせいで景気が後退しているというムードいっぱいで、お財布の紐が固くなっている。

ただ、選挙の年には、バラマキがつきもので、政権が変われば、消費マインドが向上すると考えられ、今年後半から景気は少し改善するのではないかという期待が混じる。

今年の目標は、ガーナ法人MindNET technologies Ltd.では、VIVIA.com.ghの現在の在庫を一新して、新しいストラテジーを具現化するための資金を捻出すること。同時に、それを実現させるために、コンサルティングでの収入を強化して、財務基盤を作ることだ。

また、日本においては、一人でも多くの人にアフリカの大自然の恵みをJUJUBODYを通して体験してもらうこと、そして、この事業を軌道に乗せ、MinNETやガーナの若手起業家への投資を行っていく土壌を作り上げることだ。

なんでも今年は、私にとっては、厄明け、基礎固めの年らしい。

年初の滑り出しは好調で、既に、嬉しいことがたくさんあった。

中でもやっぱり一番嬉しいのは、一度、JUJUBODY を使ってくれたお客様が、自分のことのように商品を愛してくれて、自分の友人や家族、大事な人に勧めてくれているのを目撃したときだったりする。

5、6個まとめて購入して、「紹介したいので、できたらパンフレットも同封してください」

とか。

経費まで気にかけてくれて(笑)、「自分用なので、パンフレットはいらないです」

とか。

一度も直接顔を見て話したことがない方でも、家族や友人のような親しみと愛情を持って、商品や私に接してくれるのだ。

そして、未知の国だったガーナへの感心も持ってくれる。

images-1もし、この事業を始めなかったら、こんなことはなかったのだと思うと、やっぱりゼロからイチを生む起業は、とっても小さなことでも、楽しいなと思う。

こういう輪をどんどん大きく広げていけたら、どんなに楽しい事業になるだろう・・・なんてことを妄想しながら、今日もまたモリンガオイルに癒されて眠ります。

 

 

 

 


バンコクに押し寄せるモリンガオイルブーム!?


12463735_946671315411714_1318872955_nスパ先進国バンコクの日本語情報誌を見ると、モリンガオイルをフェイシャルケアに取り入れているサロンを幾つか発見しました。また、モリンガについて特集を組む記事も。

2年前には見なかった「モリンガ」情報に、思わず、心踊ってしまいました(笑)

タイの気候で、モリンガは生育可能ですが、現地の人の生活に取り入れられるように普及している状況ではなく、ガーナ人で「モリンガ」を知らない人はいないと思いますが、タイ人で「モリンガ」という植物を知っている人はほとんどいませんでした。

土壌が豊かで、他にたくさん植物も食べ物も実るからかもしれません。ステップ気候や砂漠のような、過酷で水のない痩せた土でも育つモリンガは、そういう地域でこそ人々の暮らしに根付き役立っているようです。

バンコクは、とても国際的で、欧米の情報も入りやすい街。それだけに、外から「モリンガ」ブームが押し寄せてきている気配を感じました。

モリンガオイル、今年、日本で火がつくでしょうか?

もし、そんなことになったら、JUJUBODYモリンガヴァージンオイル愛用者の方は、「もちろん、知ってるよ〜モリンガ。知らなかったの?」と、しらっと言ってやってください。

 

 

 


新年に想うこと


2年ぶりにバンコクに行っていました。

初めて一人で移り住んだ国で、慣れるまで最初はイライラしたり、驚いたりしていたことを懐かしく思い出しました。

信号のない道を渡れずに、右往左往していると、足元にネズミが飛び出してきて悲鳴を上げたり、部屋にゴキブリが出没してパニックになって、泣きながら日本に電話をかけたことも。

その頃、週末によくコンドミディアムのモデルルームを見に行っていて、当時、建設予定だった物件が完成しているのを見ては、時の流れを感じます。と同時に、昔、通っていたヨガスタジオには、同じ先生がいて、レッスンを受けて、彼女の変わらない笑顔を見て嬉しくなりました。

今も、ゴキブリは大嫌いですが、落ち着いて仕留められるようになり、ネズミにもギャーギャー言わなくなっただけ、あまり変わっていないようで、成長したのかもしれません(笑)

当時は、まさかここから旅が始まるとは思いもしなかったのですが、今振り返ると、この場所から自分の冒険が始まっていたのだと思います。一度、外に踏み出すと、いわゆるレールから既に外れてしまっているので、躊躇いなく、どこまでも自由に行けるようになりました。

ガヤガヤと雑然としたタイの喧騒にもちょっと疲れ、欧州を目指した時、整然と透き通る空気のオランダに足を踏み入れ、ナイエンローデに辿り着いて、一瞬で心が奪われ、洗われるような希望に満ちた気分を味わったことを覚えています。

実際に住むと、日曜日にお店が締まり、サービスに乏しいオランダは不便で仕方なく、長く凍てつく冬は堪えました。でも、おかげで、春の訪れの美しさを知りました。全員、無職の学生なので、お金もない。それでも、こんなにも違うお互いの存在がそこにあるだけで、パーティーが始まるということも知りました。

キャンパスで打ち解けたアフリカ出身の朗らかな友人たちのおかげで興味を持ったアフリカに、ヨーロッパからなら近いし見てみよう程度のつもりが、いつの間にか一緒にアフリカでビジネスを始めることにもなりました。

持てるものが助けるという、本当の「相互扶助」の社会で、新しい価値観に触れました。原始的だからこそ、物事の仕組みがよくわかるようにもなりました。「今を生きる」こと「なんとかなる」ということを学んだ気がします。

ガンを患い、生まれて初めて「死」を自分のこととして身近に直面した瞬間、「まあ、好きなことをしてきたし、ダメならダメで仕方ない。なるようになる」と、意外なほど、あっさり受け入れられたのは、これまでの経験があったから、そして自分なりに精一杯生きてきたからだと思います。

「やった後悔は残らないが、やらなかった後悔は残る」というのは、本当です。

もし、MBAに挑戦しなければ、ガーナに行かなければ、私は、間違いなく、前向きに受け入れることはできなかったでしょう。「なぜ、私が」と嘆いたことでしょう。

毎日を人生最後の日だと思って生きるなんてカッコイイことはできませんが、もし、自分に残された時間が2、3年だとしたら?と考えると、大事なものが見えてきます。そして、それを実感した1年でした。

imgres-1「我慢」や「犠牲」が美徳とされがちな日本において、またどこかそれに囚われている自分もいて、”be happy” になることに、もっと貪欲になっていきたいなと思います。

「経済的な自由と自立」のために奔走した20代。30代になり、新しい世界やモノに出会うこと、見ること、感じること、知ること、そんな小さな冒険の虜になり、新しい経験を積むことに、いつの間にか価値を置くようになりました。

よく、今後の人生や長期的な目標について聞かれることがありますが、会社に関しては5年ぐらいの中期目標は持っていますが、自分の人生に対しては、私はプランを持っていません。

プランを持ったほうが良いのかもしれないけれど、偶然の出会いや、巡り合わせに動かされるのが好きだからです。

「人生って、自分でオールを漕いでいるようで、実は、川流に流されているだけなのかもしれない」と、友人とキャンパスで話したことを思い出します。

そして、同時に、私は、こう思うのです。

何もしなくても(努力しなくても)どこかにたどり着く。でも、きっと、オールを手放さずに、漕ぎつづけていると、自分らしい最適な場所にたどり着けるのではないか、と。

Life is not about finding yourself but creating yourself.

人生って、自分を創造する旅なんじゃないかな。

まだ、見えないその場所に確実に向かっていると信じて、進んでいきたいと思います。