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突然のトーゴ出張


予定になかった隣国トーゴ出張が突然アジェンダに加わった。

イギリスにも拠点を持つ、ガーナに飲料水を輸出するジャマイカ大手食品会社からの依頼で、関税などを考え、Ecowas内(西アフリカ経済共同体)のフリーゾーンの中で生産することを検討しているという。

Ecowas内で生産したものは、Ecowas内に輸出するために関税がかからない。また、フリーゾーンでの生産には、輸入した原材料への関税減免などのインセンティブもある。

トーゴにパートナー候補となる工場を見つけたが、フランス語圏で言語の壁もある上、コンタクトがないので、弊社のネットワークを使って、ミーティングをセッティングできないかというものだった。

こういう時、パートナーのカールがMaersk時代に築いたネットワークが役に立つ。貿易をしている会社の多くが世界最大手の海運会社Maerskとの付き合いがあり、彼の友人は、直接、ロジスティックの責任者を知っている。彼は、幹部候補生としてデンマークで訓練を受けていたので、世界中にこの伝手がある。

適切な責任者とのミーティングを速やかに取り付けたので、西アフリカに慣れていたクライアントも驚いていた。

ということで、急遽、設定したミーティングのため、隣国トーゴへ。

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夜明けに車でアクラを発ち、4時間ぐらいで国境につく。

何が何だかわからないが、彼のコンタクトを使い、あちらこちらに移動させられ手続きをする中、頭にモノを乗せた行商人は、パスポートも持たず、悠々と国境を行き来している。

「あれ、パスポートもビザも持たずに、スルーしているよね?(まあ、ビザは必要ないけれども)」

「税関職員は、顔で彼らのことを覚えているから、スルーなんだ。でも、明らかに外国人の君が通り抜けようとしたら、捕まるよ」

車でそのまま通過するには、車自体がインターナショナルライセンスを持たなくてはならず(結構ちゃんとした仕組みがあるのですよ)、3種類書類が必要になり、とても煩雑なので、国境で車を置き、タクシーに乗り換える。

この地域は、彼の部族エヴェが話されると同時に、国境を越えた向こうのトーゴは、フランス語圏だ。この地域で幼少期を過ごしたこともあるカールは、フランス語が少しできる。ブロークンイングリッシュと、エウェと、フランス語を交えて、タクシー運転手と会話。

トーゴの首都ロメは、海岸線沿いにあり、とてものどかだ。アクラに比べて、圧倒的に人が少ない。

トーゴは、ガーナとは違い民主主義国家にはまだほど遠い。車内から外の風景の写真を撮ろうとしたら、運転手に、「危ないよ」と注意された。警察にいちゃもんをつけられてトラブルになることがあると。

トーゴの警察は、公共の場で市民に鞭を打つことがあり、その光景を目撃したガーナ人パートーナーは驚いていた。ガーナでは、まず、あり得ない。

本当は、2時間前にトーゴ入りして朝食をとって・・・と予定していたが、やっぱり全て押し押しになり、10時のミーティングぴったりにオフィス入りした。

フランス資本の入った工場は、近代的で、経営陣もオープンでフレキシブル、工場見学もさせてもらった。皆、プロフェッショナルな対応で、好感触だった。

このまま具体的な協議に入っていく。

クライアントは、マーケティングにフォーカスしたいため、ロジスティックスやオペレーションは第三者、弊社に委託したいという。

飲料水ビジネスは、マーケティングが主だからね。

13164177_979378745480589_80223717027578039_n缶ジュース1ドルぐらいで小売販売できるならば、日本企業の製品もマーケットに入り込める。

いつか、日本企業を誘致したいなあ、なんて野望を抱きながら、工場見学をする私。

最後は、記念写真。

二人ともデカイなあ・・・

ジャマイカ人もルーツは西アフリカなので、この地に馴染みやすい。