ドナルド・トランプ支持率上昇というアホなアメリカの現実


ドナルド・トランプの支持率が上昇し、40%を超えたというジョークのようなニュース。

保有する不動産は時価数千億円という不動産王ドナルド・トランプ。

兼ねてから、「私が当選したら、メキシコ人や移民は帰ってもらう」などの暴言を吐きながら、今回、「イスラム教徒の入国を全面的かつ完全に禁止」と発言後に支持率が上昇したという。

傲慢で阿呆なヅラ富豪を支持する人がこれだけ存在するという事実。(どうでもいいが、当人は、ヅラ疑惑否定)

これがアメリカという国の愚かな現実なのだ。

オランダでは、12月6日に、サンタクロースならぬ、「シンタクラース」という聖ニコラウスを祝うイベントがある。人目を引く赤いマントと冠、そして長い白い髭を携えた この聖人は、毎年11月中旬、「ピート」と呼ばれる大勢の黒人従者を伴い、プレゼントを一杯乗せた蒸気船に乗って、オランダにやってくる。子供達は、煙突や裏口に自分の靴を置いておき、夜中、ピートがシンタクラースを手伝いながら、シンタクラースが子供達の靴に贈り物を入れて行くというもの。

ピート役は、顔を真っ黒に塗りたくる。

近年、「ピートは、奴隷でしょう?それって人種差別なのでは?伝統とは言え、そろそろ再考し直すべきなのでは?」という声が、高まり始めてはいるらしいが、これが、事件に結びつかないのは、オランダだからだ。

アメリカで行われたら、シャレではすまない。銃撃戦にでもなろう、大変な騒ぎになってしまう。

差別を受けてきた人々を受け入れる寛容の国として、これまで十分に移民を優遇してきたという意識を強く持つ多くのオランダ人は、「我々が差別などするはずがない。これは伝統で、小さな子供達の大切な行事。おまけに、ズワルト・ピートが黒いのは、煙突掃除ですすを被ったから」ナンセンスとした。

これが通用するのは、普段、オランダに、「差別」がほとんど存在しないからに他ならない。

ガーナ人ビジネスパートナーのカールは、以前、仕事で、アメリカ南部に住んだことがある。

彼が、何も知らず、立ち寄ったバーには、旧南部連合の旗が掲げられていた。

それは、「白人のみ立ち入りOK」という暗黙のサインだったことを後に知ったという。

ガーナで教育水準が低い人は、自分たちが外に出ると「人種差別」を受けるということを知らない。(日本人だって、日本にいる限りは、感じることがないように)

大卒者ぐらいになると、「そういうことがあるらしい」という知識がある程度だという。

彼は、旅先のイタリアで、長年イギリスに住んでいた「無理だよ。入れないよ」と嫌がるガーナ出身の友人を、「何を馬鹿げたことを」と言い、バーに連れ立ったことがある。何軒も「いっぱいだ」と断られ、数軒目で入り口で「ただ、飲みたいだけなのに!」と言ったところ、「飲みたいなら、ドリンクを持ってきてやる」とセキュリティーに言われ、その横でイタリア人が中に入っていく様子を見て、初めて、今、目の前で何が起こっているかを理解できたという。

それが、初めて「差別」を受けた体験だったそうだ。

「人種差別を行う人は、無知なだけだから責めることはできない。馬鹿だなとおかしく思うぐらいだよ。移民が必ずしも良い振る舞いをしないのは事実だし、それが自分たちの評判を下げていることに怒りを感じるけれど、同時に、貧しく教育を受けられなかった彼らが、そうならざる負えないのも理解できるから責めることはできない」と、彼は言う。

king3I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.

「私には夢がある。私の四人の幼い子ども達が、いつの日か肌の色ではなく人格そのものによって評価される国に住めるようになることを」

1963年にキング牧師がそう語ってから、もう50年以上経つ。

果たして、私たちは、どれだけ進歩しているのだろうか?