テレワークより、オランダ的な自由な働き方


ITを活用し時間や場所の制約を受けずに在宅勤務など、オフィス以外の場所で働くことを、日本ではテレワークと言うそうですね。

オリンピック開催期間は、公共交通機関が混雑することが見込まれるため、また、多様な働き方を推奨するため、政府も今後、テレワークを推奨していくようです。

職場など一定の場所に縛られずどこでも仕事ができ、交通機関利用者が減少して渋滞や大気汚染などの都市問題が緩和されるメリットがある一方で、「どこでも仕事ができる」ことで、「どこでも仕事をしなければならない」という労働時間の長期化に繋がる傾向があることが懸念されています。

労働管理がし難い点は間違いないと思いますが、そもそもの「仕事=働いた時間」という概念を変えないことには、自由な働き方は実現しないかもしれません。

私は、日によっては、日中ヨガに行き、戻って仕事をしてから、夕食に出て、戻って23時頃から仕事をする・・・なんて日もあります。

土日に8時間以上働くこともあれば、代わりに平日に5時間程度で済ませることもあり、その日のスケジュールによって、まちまちです。

自由な働き方というと、オランダが思い浮かびます。

オランダは、ワークライフバランスに優れた国と言われており、多種多様な働き方があり、会社員でも仕事内容に応じて在宅勤務や通勤を織り交ぜています。

そして、何より、フリーランスの人の割合が多いです。

所謂、オフィスアワーでも、オランダに行く度に、会社員の友人が、空港まで迎えに来てくれることがあります。

窓にカーテンもしない住居が多く密集するアムステルダムでは、窓越しに、「あ、お隣さん、仕事始めた」なんて様子まで見えてしまうことがあります。

時間ではなく、任務を果たしているかどうかが重要なのです。

一度、社員として雇用すると、解雇することが難しいオランダでは、個人で会社と契約をして働くという形態が普及しています。

KPMGなどの大手会計事務所でも、このような形で働いている人が多いです。(もともと社員で後に、契約形態に移行するなどの例も多く見られます)

成果を出さなくては、次の契約はありませんから、労働時間は自己裁量になります。

必要であれば長時間になることもあるでしょうし、短時間で済むかもしれませんが、やるべきことはきちんとやるようになります。

そして、契約書にあるように、8週間の休暇が保証されていたり、「形態」が異なるだけで、社員でないからといって、報酬が低くなったり、待遇が悪くなることはありません。

日本だと、自営業は住宅ローンが組みにくいなどの弊害があったりしますが、一定期間、安定収入があれば、そのような問題もオランダではありません。

企業からすると、ダウンサイズなども簡単で、社会保険の負担も楽になり、仕事振りによって契約の継続を判断できますから、リスクも少なく、お互いにWin-Winの関係を築けます。

一方、ガーナで同じことをしようものなら・・・間違いなく、契約期間後を見据えることなく、テキトーな働きで成果を出さずに報酬だけもらい、契約期間後は継続なしでも気にしない・・・なんて自体が横行することでしょう。

自由な働き方には、労働の「自立」が前提にあります。

自由には、責任が伴うということですね。

日本の勤務形態は、まだ、この2国の間かなぁという気がします。

日本人は、自ら律して働くことができるので、もっと自由な働き方が一般的になってもいいのではないかなと思います。

そうしたら、有給が取れないから、祝日が多く、休みの日はどこに行っても混雑して・・・なんて画一的なライフスタイルのストレスも減りそうですよね。