ガーナ版Sex and the City! ーAn African City


アフリカ版セックス・アンド・ザ・シティとして、一部では有名な「アン・アフリカン・シティ」

1話15程度で、You tube で視聴できるこのドラマは、高学歴のガーナ人女性の日常、恋愛事情と自国文化とのギャップなどが描かれており、面白い。そして、本家”Sex and the City” のように、登場人物の女性たちの衣装もおしゃれだ。

衣装も、ガーナ人デザイナーで有名な「クリスティ・ブラウン」の服などが用いられ、アクラのトレンディスポットがたくさん紹介されている。

ガーナ国内でもソーシャルクラスで異なる文化対比や、高学歴のガーナ人の多くが西洋で学んでいることからガーナ文化と西洋文化の対比もよく分かるガーナの文化に触れることができるのもこのドラマの魅力。

IMG_1409このドラマが、3月号のクーリエ・ジャポンで紹介されていて、実は、個人が身銭を切って製作したものだと初めて知って驚いた。

米国育ちのガーナ人女性ニコール・アマーティフィオさんという、大学卒業後、世界銀行で広報の仕事をしていて、自分のような外国育ちの高学歴アフリカ人女性の物語をテレビで見ることがないのが不満で製作に至ったという。

「出てくる女性は、貧しい人ばかり。私はその正反対を見せたかったの」

こういう若いアフリカ出身者の行動が最近目立つ。

こういう「変化」を起こす人たちって好きだな。私が現地で出会ったガーナ人も、こういう人たちが多かった。だから、ガーナでの生活は、ワクワクして楽しかった。

そして、彼女の創作の原動力となったこの不満は、教養のある若いアフリカ人誰もが一度は抱くフラストレーションではないかと思う。

私のガーナ人ビジネスパートナーも、アメリカ南部で駐在員として働いていたとき、「普段はどんな生活をしていたの?」とか、まるで、今も森で狩りをしているという答えを期待するかのような質問をよく受けたという。

「Ignoarance (無知)なだけで、彼らに罪はないけどね」 と笑う。

「スーツを着て、車で通勤して、家に帰って、友人とビール飲みながら映画を見たり、ここの生活と対して変わらないよ」

(その通勤途中の道がボコボコだったり、映画観ている途中で停電起きたり・・・なんてことはあるけどね)

何かと「貧しい=かわいそう=救いの対象」とみなされるのは、非常にうっとおしいことだと思う。そして、そこにはどこかにいつも「上から目線」が存在する。

同じレベルで仕事ができない、議論ができない。

それは、人種や文化のせいではなく、教養の度合い、当人の性質(環境によるものも多分にあろうが)によるものだ。

貧しい地域では、高等教育を受けられる機会に恵まれるケースが少ないため、その比率が高まるだけで、日本国内でだって同じ現象は少なからずある。

これまで、日本に入ってくるのは、どうしても国際協力関係者からの情報が多いため、アフリカの負の側面が多かったが、私は、彼らが育む素晴らしい文化や、今起きているクールな側面を伝えていきたい。