とあるガーナ人から見た日本


ガーナの日本大使館に置かれていた日本ガイドブックに、朝起きるところから始まり、サラリーマンの1日を追うレポがあり、それを読んで以来、「サラリーマン」に興味津々のカールは、人とすれ違う度に、「あれは、サラリーマンか?」とうるさい。

「Office worker(会社員)は、みんなサラリーマンだから、スーツ着ている人の多くがサラリーマンだよ」

「俺は酔っ払ったサラリーマンが見たいんだ!」

海外では、スーツを着たオフィスワーカーが路上で泥酔して転がるなんて、考えられない。サラリーマンは、和製英語の典型で、その言葉自体、英語にはないので、その意味を説明すると大抵の英語話者は面白がる。日本文化の特徴として見られるようだ。

なんでも、そのガイドブックには、

「満員電車では、流れに身を任せろ、あがらうな」

「サラリーマンの飲み会の話題は、会社の愚痴」

などというチップまであったという。

当たらずと雖も遠からず。

作者が気になる。外国人だけではなく、日本人も楽しめそうだ。

imgres一ガーナ人が見た日本は、

 

  1. トイレにテクノロジーが詰まっている。

トイレにある様々なボタンに興味津々。ガーナの家一つ分以上のテクノロジーがトイレ一つに詰まっている!と、ウォシュレットや自動で開く蓋などに驚く。ちなみに、ウォシュレット体験の感想は、「万人向けではない。俺は、オールドファッションでいく」とのこと。

2. マスクをつけて歩く人たちがいる。

これは、外交人によく言われることだが、マスクを着用した人が街を歩く光景というのは、彼らには異様なのだ。なぜ、マスクをつけるのか?という質問に、「一つは、風邪をひきたくないからというのと、もう一つは、咳などをしていて他の人に迷惑をかけないようにというマナーかな」というと、目を丸くする。

3. 携帯依存

電車に乗っている人たちが一様に携帯に向かう様も、異様なようだ。隣同士でおしゃべりをしたりというのが圧倒的に他の国に比べて少ないと感じるようだ。

4. 電車内での居眠り+下車駅で目覚める能力

公共交通機関内で人が眠るのは、海外ではあまりない。そして、自分が降りる駅で、これまで眠っていた人がパッと目を冷まし何事もなかったかのように降りていく様は、面白いらしい。そうこういいつつ、数日後には、自分も電車内で居眠りをしていて、「日本人の気持ちがわかった」と言っていた。

5. 居酒屋などでの店員の掛け声が面白い

あの威勢の良い、「いらっしゃいませ〜」の掛け声が楽しいらしい。一緒になって、「いらっしゃいませ」と連呼していた。タイミングを外すと恥ずかしいので、タイミングを読みながら。

6. 食べ物は、そんなに高くない

クオリティーを考えると、食べ物の値段は大して高くないという結論に至った。そして、日本で飲む日本酒はとってもおいしいと。

7. よく食べる

小鉢も集まれば、結構な量になる。食べ慣れていないものだからか、意外にもラーメン一杯で結構お腹が一杯になるようで、「お前ら、小さいくせによく食べるな」まあ、これは、ほぼ同じ量を兵器で平らげている私の食欲への驚嘆かもしれないが。

8. 世界有数の都市東京の割には、外国人数が少ない

六本木の路上には、夜になると、黒人が現れるけれど、それ以外の場所ではあまり見かけないよという話をしていたが、実際に来てみて、ロンドン、ニューヨークなどの大都市と比べ、東京の外国人全般の少なさに驚いたようだ。特に、滞在していた港区は、日本で一番外国人人口の多い街。私は、からかって、黒人をyour brothers と呼んでいたが、地方都市に行くとまず黒人を見ないので、外国人全般に範囲を広げ、 your brothers と呼ぶようになった。「東京が世界有数の都市であることを考慮すると、ここは、homogeneous nation (単一民族国家)だね」と驚いていた。

9. 無駄にお金が余っている

JR品川駅と京急電鉄を結ぶ10段にも満たない小さな階段に、エレベーターが設けられているのを見て、「こんなところにこんなお金をかけてエレベーターを設置しようとは、ガーナじゃ誰も考えもつかない」と。確かに、空港に向かう大きな荷物を抱える乗客がいることを考慮しても、スロープ設置で十分な高さだ。この設備設置にかかったお金で何ができるかと思うと、お金が余っているとしか言いようがない。

10. 電車や公共交通機関のごちゃごちゃさは、トロトロみたいだ

無数に張り巡らされた地下鉄は、運行図もなく、駅名も書かれていない乗り合いバス(トロトロ)を使いこなすのと同じぐらいのカオスらしい。